入札参加資格制度とは
般競争入札、指名競争入札
国や地方自治体などが公共事業を事業者に発注するときは、事業内容と契約事項を公示して、複数の業者の中で最も有利な条件を出したところに工事を発注する入札の形をとっています。公共事業の実施については、公平かつ公正に業者を選び、適正な価格で契約を結ばなければならないためです。
事業者を限定せずに行う入札は、「一般競争入札」と呼ばれます。広く門戸を開き、誰でも入札に参加することができる特徴があります。多くの公共工事の入札はこの一般競争入札の形で行われています。
国や地方自治体があらかじめ競争させる業者をいくつか選び、その中で入札をする形を「指名競争入札」と呼びます。一般競争入札に比べて、事務処理が煩雑にはならず、工事の質を維持できるなどの特徴があります。
入札参加資格申請
国や地方自治体などが行う入札に参加するためには、参加したい業務について、入札参加資格申請をする必要があります。
- 入札の対象となるのは、大きく分けて3つとなります
- (1)建設工事の請負・・・・・公共工事を元請で受注するために入札に参加する場合は、建設業許可の他に経営事項審査を受審し、結果通知書の交付を受けておく必要があります。
- (2)物品の販売・賃貸借・・・・・事務用品、事務機器、荒物雑貨など
- (3)一定業務の委託・・・・・印刷業務、建物管理、建物清掃、空調設備保守など
各自治体における入札
申請の受付期間や方法等、各地方公共団体によって違います。
以下青森市を例にとって行きます。青森市では定期申請と随時申請を行っております。
定期申請は、発注者が定める一定の期間内(概ね2年に1度)に限って申請を受け付ける方式です。毎年1月10日頃から2月10日頃まで受付しています。随時申請とは、期間を定めず申請を受け付ける方式です。申請後、名簿に登録され、その中から参加した事業者間での競争入札で落札することにより仕事の受注となります。